●江戸指物が出来るまで
分業ではなく、
一人の職人が手作業で最後まで責任を持って完成させるのが、
『江戸指物』の特徴です
○乾燥 少なくとも半年以上は自然乾燥
木地には、桑、杉、桐、ケヤキ、タモ、キハダ
などを使います。
木地は、少なくとも半年以上、長いものでは
10〜20年もの間、天然乾燥させます。
○木取り 板、框、棒(かまち)に必要な長さ、大きさに墨書きし、切断。
○木削り カンナで削り、表面を整える。
○組手・小穴・ほぞ付加工 製品にあわせて、組み合わせを考え、加工。
○組立 のり、ニカワなどを用い組み立て、必要に応じて木釘を打つ。
○外部仕上げ 仕上げカンナで削る。
○磨き トクサ、ムクの葉、紙ヤスリなどで磨きあげる。
○塗り 生うるしを木地に塗り布で拭き取る作業を10回ほど繰り返し、木目と艶を出す。
■ろいろ塗り、塗り立て、目弾き塗り ■加飾:面取り、蒔絵、螺鈿(らでん)、彫刻など