◎作る指物

木を知り、木と語る。　
木に触れ、作り、ともに暮らす。

さまざまな道具や工具が並ぶ20畳ほどのスペースで、
指物師は一日8時間、細かい作業に集中します。

●細工場見学

木を知り、対話する

　江戸指物独自の技や工程を直に感じていただくために、茂上工芸では細工場を広く一般に公開しています。木の芳香が満ちる空間に並んだカンナの数々は、どれも手馴染みや使い勝手を考えて指物師が自ら 作った世界で一つしかないものばかり。それをご覧になるだけでも、この世界の奥行きの深さを感じていただけることと思います。
　『茂上工芸』では、それらの道具を巧みに操りながら木を組み合わせて行く指物師の微細な手技を、間近で、しかもくわしい解説つきで見学できることから、指物に関心がある 方はもちろん、下町観光を楽しまれている方、日本文化に興味がある海外の方、洋家具を製作している方、大学などで美術工芸を勉強している若い方々など、たくさんの方々にご来場いただき、毎回ご好評をいただいております。